北アルプス:初心者でも登れる?剱岳アタックと立山三山も楽しむ登山レポ!絶景と感動の2日間(キャンプ) #35

タイトル画像 登山

はじめに剱岳に登ることになったきっかけなど

去年奥穂高に登り、そこから眺めるジャンダルムが険しすぎて、いつかはジャンダルムに登ってみたいなぁ・・・いきなりジャンダルムは怖いので、練習が必要です。
その前段階として、剱岳、槍ヶ岳、大キレットに行けるようなら、ジャンダルムも行けるよねということで、まずは初めに剱岳に行く計画を立てました。

初めは車で立山駅まで行って、そこから公共交通機関にて室堂に行く予定を考えていたのですが、相方と二人だけだったので、バスで行っても少し高いだけだとわかり、ゆっくり眠って体力を温存して山行に臨めるということで、今回は夜行バスでの移動を選びました。
また、調べてみると大阪から富山行きの夜行バスで移動し、そこから電車にて富山➤立山、ケーブルカーで立山➤美女平、バスで美女平➤室堂とかなり乗り継ぎが面倒でしたが、
夏山バスというものがあり、なんと富山駅から室堂まで直行で行けるという!!
これは非常に便利でした。

山行計画としては、1日目は、剣沢キャンプ場に移動してキャンプという計画でしたが、室堂の早朝からだと昼頃についてしまいもったいないので、日本百名山でもある「立山三山」も追加しました。
2日目は核心で、早朝から剱岳アタック、キャンプを撤収して、室堂に戻り、
順調に標準タイムで進めば、夏山バスで富山駅まで戻り、もしくは何らかのトラブルが合った時は、最終16:30のバスで、富山まで戻る。富山の魚介類に舌鼓をうち、ホテルで一泊し、旅の疲れを癒す。
翌日はのんびりと富山観光をして、夜11時の夜行バスで大阪に戻るという計画を立てました。

剱岳1泊キャンプの準備

バス移動の登山なので、富山でのホテルに預けるバック、メインのリュック、アタックバックと、それぞれにいれる荷物が多く、慣れないパッキングに忘れ物がないかヒヤヒヤしました。なんとかチェックリストを作って乗り切りました。

メインのリュックは、重いもので重量が減らないものを私の担当で約14kg、相方は食べ物などで約8kgとなりました。お金をかければ私のリュックは数キロ軽くなるのですが、お金がないのは体力でカバーするとします。

1週間前の天気予報は、台風が接近していたのもあり、コンディションが悪そうでして、バスの代金を既に支払済みなので日程を変えることが出来ず、どうしようか悩みましたが、直前の予報では、台風が綺麗に雨雲を掃除してくれて、登山A判定のいい感じの予報の中、心晴れやかに出発することが出来ました
いつものことですが、本当に天気予報には、毎日一喜一憂させられますね。

それから、今回のルートは山小屋が豊富なため、軽量化のため出来るだけ食べ物は持たずに山小屋で食べることとしました。
と言いましても、1日目のお昼ご飯を大汝休憩所で、2日目のお昼ご飯を室堂で食べる計画でした。

立山登山の1日目(雄山、大汝山、真砂岳、富士ノ折、別山北峰)

夜行バスは大阪を21:40に出発し、定刻通り富山駅の南側に6時前に到着しました。最近のバス問題の対策と思われますが、高速インターで降りられるのは1度、後はドライバーの休憩の為か、複数回どこかに停車しますが、外へ出ることはできませんでした。
 それから、富山駅から室堂へのバスが6:30からなので、一旦アパホテル富山駅前店に荷物を預けて再び富山駅の南側のロータリーへ
そこから2時間半バスに揺られて室堂でしたが、再びぐっすり寝てあっという間に室堂に到着しました。
直行バス最高です。重い荷物を持っての乗り換えは精神的にもきついですから・・・

体力を温存したまま室堂に到着できました。その標高は2,422m!既に普段行っている山の標高を超えてしまっており、バスでこんなに高いところまで来られるなんて!文明の利器のありがたさを実感します。
そこから本日の1座目の雄山まではなかなかの急登、そこからは、大汝山、真砂岳、富士ノ折、別山北峰と複数の山頂があるものの、それ程の急登はなく、かつ雲の中ということもあり涼しく良いコンディションの中の1日楽しい尾根歩きでした。
ただ、普段と異なりリュックがずしりと肩にのしかかってきますが。

核心の剱岳は、トラブルで大変でした。

当初は3時に出発を考えていましたが、昨日途中で出会ったた方に、平日だし剱岳の渋滞はないと思うので早すぎると言われたので、少し遅くして3時半起床で4時からの山行としました。
 そして、3時半で私は目覚ましをかけたのですが、近くのキャンパーは目覚ましをセットしていないのかな??
周りで目覚ましは鳴らなかったのですが、みんな私の目覚ましの音で起きたようで、ガサガサと準備を初めましたよ。
初めての剱岳なので道もわからず、二番手くらいが良いと考えました。
しかし、期待が高まります。
そして出発、真夜中ですが月明かりが綺麗で、雲も少なくこれは気持ち良い登山が期待できます。
また道中は数珠繋ぎというわけではありませんが、そこそこルートが分かる感じでちょうどよい感じで、剣山荘に向かいます。
4時頃剣山荘に付くとハーネスを付けた登山者がたくさんいて驚きました。一般道を登らない崖登りのエキスパートだろうか・・・
そこからは、大人数のパーティーもかなり増え、そこそこの人が登って行きましたが、一服剱までで結構バラけて良い感じでした。
そこからは、慎重に足を進めますが、私が大嫌いな切れ落ちた断崖絶壁が無いので、それほど恐怖は感じませんでした。それにもまして景色が美しすぎます。1年ぶりの北アルプスにおおいに感動します。
また、一番怖かったのは、有名なカニの縦バイカニのヨコバイなどではなく、その手前にある名もなき細いアルミの橋でしたwww
怖くなかった理由に鎖場が多数ありますが、新しく信用できる!頑丈そうだったので安心できたのも大いにあります。

また、当日は絶好調に良い天気で、登山中から眺める景色が素晴らしく、感動ポイント盛りだくさんでした。

そして剱岳からの戻りは、行きとは異なりかなり長く感じられました。ワクワクして興奮していたからでしょうか。

剣山荘についてまたまた、カレー大盛りを注文します。味はボンカレーに似ている感じと言えばいいでしょうか。疲れた体には大量のエネルギーが必要です。かなりの量で大満足です。

そこから、剱沢キャンプ場に戻り、撤収です。まだ3回目の登山キャンプなので不慣れ、且つ疲れていたので1時間もかかってしまいました。この時に便利な夏山バスには間に合わないと諦めました。

そこから、思いリュックを背負っての山行ですが、相方が足をけがしてしまい、大幅スピードダウン・・
まだ、最終には間に合う時間なので、これ以上負傷しないようにゆっくり足を進めます・・・
しかし、歩いては休みの繰り返しでどんどんペースが落ちていきます・・・、
遂に雷鳥沢手前に来た時には、ヤマレコの下山予定時間を確認すると30分オーバーになってしまいました。
富山の美味しい海鮮の口になっていたので、がっかり感は否めません。

室堂まで歩いて、最終に間に合わないのは諦めて、雷鳥沢でもう一拍キャンプしようと相方に伝えると、頑張ってみたいと言うので、雷鳥沢から、室堂まで休みなしで競歩の要領で歩きました。
久しぶりに登山での心拍数170を叩き出しました!!
室堂まで思ったよりもアップダウンがあるし遠かった!足もガクガク!
この丘を越えれば、室堂ステーションかと思えば、次の丘が・・・
そして観光客がたくさんいたなぁw。
なんとか45分ほど巻いて無事に最終の切符を手にすることが出来ました。
その後のバスと、ケーブルカーと鉄道の乗り換えが本当に辛かったです。富山駅にホテルを取るんじゃなくて、室堂にホテルを取っていればよかったと思う瞬間でした!
それと行きは直行バスだったのもあり、余計にしんどい様に感じたんだと思います。

そんな思いも富山駅に着いて、ビールを煽って餃子を食べれば一転します。
外界のご飯は美味しいよねー!!
無事に下山できてよかった。そしてアパホテル富山駅前店には大浴場、露天風呂、サウナ+水風呂付きです♪
普段は1時間位お風呂をいただくのですが、3セットサウナ、露天風呂を楽しんで旅の疲れを癒やすことが出来ました。
温泉ではないですよね?多分!

剱岳、立山三山の登山情報 

大阪ー富山ー室堂へのアクセス(夜行バス)

  • 大阪▶富山:夜行バス、予約は発車オーライネットにて片道7,500円
  • 富山駅▶室堂:夏山バスで片道4,800円、室堂まで行ってくれるので便利ですが帰りの最終が早いのです、また、事前決済はカードを使用することが出来ず、コンビニ払いとなります。また、帰りのバスは室堂のカウンターで買うことが出来ます。
  • 室堂▶(バス)▶美女平▶(ケーブル)▶立山▶(電車)▶富山:行きは直行バス一本で行けたのですが、間に合わずに通常ルートで帰りました。乗り継ぎが多すぎるのと、荷物が大きすぎて座席に座るのもはばかられて1時間ほど立つことになり、弱り目に祟り目でかなり辛いことに・・・
    直行バス一本で行けることの有り難みをひしひしと感じました。

立山、剱岳登山ログ

  • 所要時間:20:26
  • 距離:19.2km
  • 登り:2,064 m
  • 下り:2,026 m

ヤマレコログへのリンク

山行記録: 北アルプス1泊2日キャンプ:立山(雄山、大汝山、富士ノ折立)、真砂岳、別山、剱岳
2024年08月22日(2日間) 剱・立山, ハイキング / totoosakaの山行記録

1日目山行ログ(夜行バスで富山に移動しての立山登山)

持ち物

今回の装備です。
キャンプセットを持っていくので、普段の低山向けとは違いかなりの量となっています。
ここれにキャンプマップ、あと、ホテルに預ける荷物を持っていきます。
初めてのバスでの登山で、梅田までの移動が面倒だなあと早くも後悔しそうです。
ポイズンリムーバーは、なくても良かったかな。

そして、阪急3番街から富山までは、3列シート、トイレ付、インターネット、USBジャック、ACコンセント付きで安心ですが、USBの出力は全く出ませんので、自前のアダプターでUSBを充電するのが良いと思います。また、道中は一度インターで出させてもらっただけで、後は少しの間ドライバーの休憩はありましたが、外に出ることが出来ません。まあそのお陰で静かなためぐっすり眠って富山に行くことが出来ました。

室堂へ

富山駅前のロータリーから、夏山バスは出発です。ここからまだ2時間半程かかりますよ・・・
大阪から立山駅への直行バスにしてほしいなー

立山駅前

バスは、一時停止、立山駅で少しトイレ休憩です。

室堂ステーション

ようやく室堂に到着!まあ今日は立山縦走でキャンプなので時間は余裕なので、帰りの下見を兼ねて室堂ターミナルをぶらぶら探索。
室堂から富山駅前まで直行の夏山バスもカウンターで購入できることを確認しました。
14:30の一便しか無いので、乗れると良いなぁとこの時は安易に思うのでした・・・
室堂ターミナルに到着、トイレが無料なのが嬉しい♪

室堂自動販売機

食べるところもいくつかあります。やはり、少し外界より高めですね。

出発

最速で来たはずですがのんびりしすぎましたか??なんとか9:30室堂ターミナルを出発。
立山を眺めます。うーん山頂は雲の中だ・・・
晴れてくれ~(心の叫び)。

熊出没注意

今まで熊にはまだ出会ったことがないですが、直近でも多発らしいですね!
まあ、獣臭はなかったので、出会うこともないだろうとオプティミストの私は安心して足を進めます。

出発!

登山道以外は立入禁止です。また、室堂周辺はまだ観光地ということで石畳で歩きやすいです。

オヤマリンドウ

オヤマリンドウと帰りのバスで案内してくれていたような。
まだまだキレイに咲いていますね。

一の越山荘へ

いつになく、背中のリュックがずっしりと重い・・・
まずは、一の越山荘へ登っていきます

一の越山荘へ

一の越山荘への登りの半分くらい来たでしょうか・・・
曇りのお陰でコンディションは良いのですが、なかなかキツイ・・

一の越山荘

10:45に一の越山荘へ到着、沢山の方がここで休んでいます。私達もここで一休み。

一の越山荘、トイレ

トイレは有料です。100円とのことでした。

雄山へ

10:50、雄山へ向かって登っていきます。さらに急登が続きます。
岩に矢印が沢山ついていて、迷うことはないでしょう。

雄山へ

11時過ぎ、お昼前で小腹がすいたので、セブンで買った行動食をいただきます。しっとり美味しい。

雄山

12時前にようやく雄山到着。まあ少し予定より早いくらいでした。早くも疲れたーという感じ。

雄山神社

雄山神社は入場料が必要です。

一等三角点「立山」

一等三角点「立山」です。

トウヤクリンドウ

トウヤクリンドウ。天気が悪いと開花しないそうな・・・

大汝山

12:30、大汝山到着。お腹が空きました・・・
大汝休憩所で食べる予定のカレーが頭をよぎります♪

大汝休憩所

すこし、下って大汝休憩所に到着!

大汝休憩所

大汝休憩所のメニューはなかなか充実していますよ。
トイレは200円でした。

カレー

カレーを注文しました。相方もカレーを注文しましたが、女性なので少なくしときましたと言われていたので、かなりショックを受けていたようですw
ちなみに写真は、その女性向けの小盛りカレーです。
まあ、私のカレーも少なめで、2杯は食べれるなぁというのが正直なところでしたw。
+100円で、唐揚げ2個を追加できるので、追加トッピングがおすすめですよ。

富士ノ折立へ

つぎは、富士ノ折立に向けて足を進めます。少し残雪が残っていますね。
涼しくてよい感じでした。

富士ノ折立を望む

写真の山頂が富士ノ折立です。
13:30、バックパックをデポして登ってきました。雲の中が涼しくて快適な気温でした。

富士ノ折立を恐る恐る下ってきました

富士ノ折立を恐る恐る下ってきました。
ですが、バックパックがないので、かなり身軽ですよ♪

真砂岳へ

斜面の奥はかなり雪が残っています。
お陰で空気がひんやり♪

エゾツメイワクサ

エゾツメイワクサが元気に咲いています。

真砂岳へ

賽の河原にも見えて少し気持ち悪いな・・・なぜ人は石を積むのか・・・
なんか怖い

真砂岳

14:15、真砂岳到着。オンスケです。眺望なしorz

雷鳥沢キャンプ場、煙が室堂の地獄谷

少し晴れてきました。
手前が雷鳥沢キャンプ場、煙が室堂の地獄谷です。その遥か彼方の建物が室堂ステーションが見えています。

別山南峰へ

別山南峰が見えてきました。
また登るのか・・・かなり足が辛くなってきました。しかし、足を前に一歩ずつ進めると、前に進むものです。

別山南峰へ

足を前に、前に・・・足取りが重い・・・

別山南峰

15:30、ようやく別山南峰到着、予定より30分遅れ・・・疲れが顕著に出てきました。
景色が素晴らしいと聞いていたので、バックパックをデポして別山北峰へ向かいます。
すぐそこに見えているのですが、コースタイムで片道15分、往復30分です。

剱岳がカッコいい

15:40、別山北峰到着。まあ、後は剱沢キャンプ場へ向かうだけ!
折角なので、剱岳の雲が晴れるのを待っています。だんだん良い天気になってきましたよ♪

剱岳がカッコいい

霧が空晴れて、剱岳が見えてきました。カッコいいですね!!明日はこれかぁ。ドキドキの瞬間です。

チングルマ

チングルマ、草のようであるが、小低木なそうな。年輪がある??

剱沢キャンプ場へ向けて別山から下っていきます

剱沢キャンプ場へ向けて別山から下っていきます。遥か彼方にテントがチラホラ見えていますが、
行けども行けどもなかなか近づかない。最後の下りをヘロヘロになりながらも慎重に下っていきます。

剱御前小舎が見えます

振り返ると、剱御前小舎が見えます。帰りはあのなだらかな道を登っていけば良いんだな。
急登でないのを確認できて、少し安心しました。
そして、17:30に剱沢キャンプ場に到着。別山北峰でのんびりしすぎましたw
予定より1時間半遅れですが、キャンプなので誰にも文句は言われません。
軽くインスタント飯を食べます。今宵のご飯は、日清炎メシ 辛うまユッケジャンとカルパスとワイン??
前日ウイスキーのつもりがワインを詰めてしまったみたいでした・・・
そして、お湯を沸かそうとして事件が!
バーナーに火をつけてお湯を沸かしていたら、不完全燃焼が・・・、気がついたら、火打ち石部分が燃え落ちてしまっていました。危ないので途中で使用を停止・・・お湯が全然沸いていない・・
しかし代替案もなく、とりあえず生ぬるいお湯で、炎メシを作ります。長めに待って食べましたが、やはり美味しくない・・・ですが腹ペコなのでがんがん完食!
今夜のご飯は失敗でした。
明日も早いし、楽しみだけどさっさと寝よう。

夜中

真夜中にトイレに行った際に、剱岳を確認します。明日の天気は良さそうで期待できます!

2日目山行ログ(剱岳登山 快晴)

出発

3時の起床を予定していましたが、平日なので、剱岳はそれほど混雑しないだろうし、早いよとアドバイスを頂いたので3時半の目覚ましで起きました。
周りのキャンパーもそのアラームで起きたようでした。
3:30、剱岳に向けて出発!1番手は3時位に出発していましたよ。


剣山荘

4:15、剣山荘に到着、写真では空は明るく写っていますが、実際は月明かりのみの暗さです。
そして、相方が腹痛で30分ほど休憩しました。トイレは水洗でとても綺麗でした。
また、沢山の人が出発準備をしていました。ガイドツアーで3人ほど紐に連なったグループもいまして
険しい山行が予想され、気が引き締まります。

1番鎖

ついに1の鎖場、この手前でストックをバックパックに収納しました。
ハーネスを付けた人も多かったです。

2番鎖

平日なので停滞とまでは行きませんが、少し詰まって来ました。
前に見える人たちは、ガイドと一緒にロープで繋がれた人たちです。一蓮托生は見てる分には怖いですね。

岩登り

岩岩ですが、ガバが多く登りやすく楽しいです。

剱岳

そろそろ、夜が明けてきました。

下り

一服剱を越えて、下っていきます。

前剱素晴らしい景色に感動!

次は、前剱、楽しみはまだまだ続きます。楽しい。

振り返ると眼下に前剱素晴らしい景色に感動!

振り返ると眼下に前剱素晴らしい景色に感動!

カライトソウが綺麗ですね。

右のカライトソウが綺麗ですね。

急登

5:30、すっかり明るくなって来ました。そしてがんが岩山を登っていきます。
そして気温も上がってきて暑くなってきたので、ウィンドブレーカーを脱ぎます。

素晴らしい眺望

景色が綺麗すぎ!普段の山とは全く違いますね。来てよかったと実感します。

登ってきた道を振り返ってみる

登ってきた道を振り返ってみる。だいぶ登ってきましたが、剱岳までは、半分というくらいです。

日本海側を見ています。能登半島が雲の下に見えます。

日本海側を見ています。能登半島が雲の下に見えます。
普段に登る低山からの長めも綺麗ですが、雲を眼下に見据えての景色もまた素晴らしい。

岩岩がまだまだ続く

岩岩がまだまだ続く。楽しい!

6時前、前剱の手前です。ここも登りやすい。切り立った崖もなくあまり恐怖を感じるところもありません。

6時前、前剱の手前です。ここも登りやすい。切り立った崖もなくあまり恐怖を感じるところもありません。

良い眺望

前剱頂上で少しのんびり。

良い眺望

素晴らしい景色にうっとり♪

クサリナンバー⑤手前

今回一番怖かったのが、この橋です。切り立った先に設置されており、その上からの景色がやばいです。橋自体はびくともしませんが、怖いものは怖い!
慎重に橋を渡りました。
これでジャンダルムに登れるのか、不安がよぎります。
平日早朝なので渋滞していませんでしたが、土日はやはり大渋滞しそうです。

クサリナンバー⑤

クサリナンバー⑤前剱にかかるクサリです。
足をかけるところもちゃんとあるので、慎重に進めば問題ありませんでした。

眺めがよい

ふたたび、素晴らしい景色!

10.カニのヨコバイ

7:00、カニのヨコバイ、山頂はもう少し。

急登の岩場

怖そうに見えますが、ガバで掴みやすく、ここも慎重に進めば問題ありませんでした。

剱岳山頂はもうすぐ

山頂まであと少し!崖っぷちはありません。ここまでくれば、楽勝です。
どんな頂上だろうかと期待が膨らみます。

剱岳山頂からの眺め

少し振り返ります。
今まで同じような高さの山を登ったり下ったりしていた感覚でしたが、
今まで登ってきた道が眼下に見ることができます。
やっぱりかなり登ってきたんだなぁと実感しました。

剱岳山頂

そしてついに、7:30、剱岳山頂に到着!!
やっぱり山は早朝はガスも少なく綺麗だったなと改めて実感!!
プレートは沢山ありよりどりみどりですw
鉄のプレートは重かった。

剱岳山頂

いい景色♪

剱岳からの眺め

山頂でのんびり。

剱岳

山頂でのんびり。

剱岳

頂上でのんびり、荒城の月??
30分ほどのんびり・・・
流石にそろそろ行かないとね・・・

剱岳からの下り

8:20、ゆっくりし過ぎましたw、仕方ありません。
そろそろ下山します。眼下に登ってくる人たちが・・・さっきまであそこにいたなぁ・・・
そして、14:30の直行バスは間に合いそうにないなとそろそろ諦め
そして下りは下が見えて怖いですね。そして足の置き場が見えないので嫌いです。

はしごに乗る

長いはしごが設置されています。かなり頑丈な作りで安心できます。
しかしこわい、本日第2位の怖さですw

長いはしご

頑丈な様子です。それでも結構な長さなので慎重に降りていきます。

セミ

こんな高地にセミが!脱皮して間もないようで柔らかそうでした。
迷ってきてしまったのでしょうか?

劔からの下り

帰りの道のりは長く感じられます。
剣沢キャンプ場が遠いなぁ。
行きはテンションが高かったのであっという間でしたが。

剣山荘

10:30 剣山荘に戻ってきました!お腹へった!
もう出発から6時間も歩いていますからね。

剣山荘のレストラン

剣山荘のレストランで食事をします。窓からの景色も素敵です。

大盛りカレー

またまたカレーを注文しました。大盛りです。
とりあえず、大盛り!と言ってみたら+200円で裏メニューであったようでしたw
ボンカレーのような味ですが、山では量が大事と実感できます!

オヤマリンドウ

剣山荘から剣沢キャンプ場へ向かいます。
剣山荘の周りでは沢山のオヤマリンドウが、沢山綺麗に咲いていました。

キャンプ場から、剱御前小舎へ

劒沢キャンプ場に戻り、テントを畳んで剱御前小舎へ向かいます。
疲れとなれない撤収作業に1時間も費やしてしまいましたよ。
そして、ここからなだらかな道ですが、近いようで歩くとかなり遠い・・・
そしてアタックバックから、すべてを背負っているため背中がまたズッシリと重い。
アタックバックは軽かったなぁ・・・

剱御前小舎

13:45、ようやく剱御前小舎に到着。写真はトイレです。
もう足はガクガクです。室堂ステーションは下るだけで、下りはいつもならコースタイムの3倍でいけるはずですが・・・

雷鳥沢キャンプ場へむけて

雷鳥沢キャンプ場に向けて下っていきます。
疲れてきたこともあり、ガレガレで足が滑り歩きにくかったです。
この時は、楽観的になんとか最終のバスに乗れれば良いかなと思っていました。

眼下に雷鳥沢キャンプ場

14:15、雷鳥沢キャンプ場が見えてきました。そこからまた登って、地獄谷下って、また登って室堂ステーションでしょうか・・・
まだまだ遠い。
途中で相方が足をすべらせて負傷し、かなり歩みが遅くなってきました。
ここからもペースが落ちるのが予想されるので、重い荷物を私のバックパックに詰めれるだけ詰めて
できるだけ相方のバックパックを軽くします。

雷鳥沢キャンプ場は丘の上

15:30、雷鳥沢キャンプ場は丘の上で、ようやくここまで来ました。
この時点でヤマレコでの下山予想時刻は、17:00、30分ほど間に合いませんよ。
当日下山を諦めて、もう一泊キャンプになることを伝えます。
ホテルをキャンセルかぁ・・・
大浴場と、海鮮、ビールが、室堂カレーになるなぁと・・・これは辛い・・・

やはり、富山まで戻りたいと相方が言うのでダメ元、全速力で室堂ステーションまで戻ることに!
切符を買うことを考えると、45分ほど巻く必要がありますよ!
さあ、マラソンの始まりです!!
ハアハアと息を切らしながら最大速度で足を前に!

雷鳥荘

15:45、ようやく雷鳥荘ですが、休憩話で足早に前を通り過ぎます。
雷鳥沢キャンプ場からの長い階段を登りすでに心拍数は170超え。
ですが道は観光地ということかかなり歩きやすく、足を前に歩けば進む!
しかし、やっと見えている丘を登りきったと思えば、長い下りの坂道が見えます。
そしてまた登りの階段が続き精神的に辛い。

地獄谷

地獄谷!観光地ですが、のんびりもしていられません。のんびり観光している人を横目に
競歩様相で足を前に進める!また、緩やかな登り階段が見えてきます。
なかなか精神的に辛かった。しかしもう少しで美味しいビールが!

室堂までの最後の階段

15:50、あと25分!、どんだけ遠いんだ。
そしてまたまた、階段です。相方も根性でついてきます。
そして、ヤマレコを見るとこのペースで進むとなんとか間に合いそうで、相方を置いて先に室堂ステーションに向かいます。口が海鮮の口になってきました!
そして観光地のミクリガ池が!写真を撮りたかったのですが、写真は無しで、そのままスルーですw
もう余裕はありません。

そして何とか、16:15無事に室堂ステーションへ到着。
無事に、バスの切符をゲット!!
もうフラフラです。マラソンの後のような状態で、本当に限界!!
チケットさえ手に入れてしまえばもう大丈夫と安心できました。すべてを出し切りました!

そして室堂ステーションから、最終バスに乗り込むなり寝てしまいました。
美女平はあっという間に到着。
つぎは、ケーブルカーで、立山駅へ

ケーブルカー写真

ケーブルカーで立山駅に到着、
そこから、富山駅まで電車で1時間・・・
行きの富山駅から、室堂までのバスのありがたさが身にしみます。
最終便をもっと遅くして欲しいと切望します!

そしてなんとか予定通り外界に降りて来られて良かったです。
美味しいご飯を食べて、大浴場でサウナ3セット、露天風呂で旅の疲れを癒やすことが出来ました。

やはり、山は何があるかわかりません。そして長い山行での重いバックパックを背負うと、コースタイムよりだんだん遅れて来ることがわかりました。
そして、ある程度バッファは見ていたのですが、見事に食いつぶしてしまった。
景色が綺麗すぎるのも遅くなる原因でした。
また、チームとしての軽量化と重量配分の見直しが必要だと実感できました。
北アルプスはコースも整備されていることもあり、ほぼ迷う事はありませんでした。
また、ヤマレコでの下山予想時刻に今回も助けられました。やはりコースの事前設定は重要ですね。
また良い経験を積む事ができました。

次回は、どこがいいかなぁ。

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