登山に興味を持ち始めたものの、どこから始めればよいか迷っている方に向けて、低山登山の魅力と始め方をご紹介します。1,000km以上の低山登山経験を持つ筆者が、長く続けられる趣味としての低山登山の魅力をお伝えします。
低山登山とは:手軽さと安全性の両立
低山登山とは、一般的に標高1,000m以下の山を日帰りで登ることを指します。テント泊や山小屋泊を必要とせず、1日で往復できる山々が対象となります。低山は以下の特徴を持っています
- 日帰りで楽しめる
- 公共交通機関でアクセス可能
- 初心者でも挑戦しやすい
- 四季折々の自然を楽しめる
ただし、低山だからといって必ずしも安全とは限りません。整備されていない山では滑落の危険もあるため、初心者の方は近くの有名な山から始めることをおすすめします。
低コストで始められる登山装備
低山登山の魅力の一つは、比較的安価に始められることです。高価な専門装備を必要とせず、以下の基本的な装備で十分です:
- 登山靴:ローカットのものがおすすめ
- リュック:20L以下のデイパックで十分
- 動きやすい服装:速乾性のあるウェア
必須装備は最小限に:軽さは力だ!
低山登山で最低限必要な装備は以下の通りです
- 軽いリュック:フレームのないものが軽くておすすめ
- 水筒:十分な水分補給のため
- 運動に適した服
- トレッキングシューズ
- 携帯食:エネルギー補給用のお菓子や軽食
- タオル
あると便利な装備
快適な低山登山のために、以下の装備があると便利です
- トレッキングポール:特に下りの際に膝への負担を軽減
- 帽子:日差し対策に
- 手袋:岩場や木の枝から手を守る
天候に左右されにくい低山登山
低山登山の大きな利点の一つは、天候に左右されにくいことです。悪天候が予報されている場合は、単純に中止することができます。天気予報の精度が高いため、数時間単位で予報を確認できます。
「てんきとくらす」などの登山向けのサイトを利用すると、登山指数がA-Cランクで表示され、わかりやすく天候を確認できます。ただし、雨具の準備は必要です。高価な雨具である必要はありませんが、最低限の防水性能は確保しましょう。
日本の低山の魅力
日本は火山大国であり、全国各地に手軽に登れる低山が数多く存在します。あなたの近所にもきっと魅力的な山があるはずです。ホームマウンテンを探してみましょう。
近くの山の探し方
ヤマレコやYAMAPなどのアプリを使えば、自分の住んでいる地域の近くにある手頃な山を簡単に見つけることができます。これらのアプリでは、山の難易度や所要時間、アクセス方法なども確認できるので、自分に合った山を選ぶのに役立ちます。
必須アプリ:遭難防止のために
低山では複数の登山道が交錯したり、平行にあることも少なくありません。ルートを外れると警告してくれるヤマレコアプリをインストールし、遭難を防ぎましょう。無料でルート警告してくれるのはヤマレコだけです。
- スマートフォンにヤマレコアプリを入れる
- ヤマレコにルート設定し登山開始する
紹介コード「a9HYuzFg」を入れてもらい、プレミアムプランに加入すると、、お互いに少し容量が増えるようです。
私の低山装備紹介:シンプル&軽量がモットー
軽いが一番をモットーに、コンロなども持っていきません。コーヒーやラーメンが食べたい場合は、熱湯を出納に入れて持っていきます。
私の低山装備(冬以外)
私の登山スタイルは、重装備の登山というよりトレランスタイルに近いものです。軽さと機能性を重視しています。
- アミアミ:一番下に着るインナーです。ミレーのアミアミが有名ですが、EAON、おたふく手袋のお手頃価格の類似品でも十分です。汗のベチョつきがあるかないかで快適さが大きく変わります。
- ブロックフリースハーフジップ(ワークマン):アミアミの上に着用します。汗を蒸発させながら適度な保温性も備えており、オールマイティに活躍します。
- シェフパンツ(短パン)(ワークマン):安価で軽量、ポケットも多く実用的です。コストパフォーマンスに優れた逸品です。
- サポートタイツ:あれば足のサポートになりますが、特にこだわりはありません。
- トレランシューズ:軽量でお手頃価格、履き心地も抜群です。一度使うと重い本格的な登山靴には戻れなくなりました。
- トレッキングポール:膝が弱い方には必須アイテムです。軟骨は再生しませんので、膝を大切にしましょう。おすすめはカーボン製ですが値段が高いです。
- 軽量リュック(ダイソー):コスパ抜群です。
- 水筒(ダイソー):こちらも十分実用的です。
私の低山装備(冬)
冬は基本的に「冬以外の装備」をベースに、防風性の高いアイテムを追加します。
冬はやはりそれなりの装備が必要ですね。登山もスポーツです。結構暑いので、意外と冬の登山も快適だったりしますので、慣れてきたら冬の低山登山もいかがでしょうか。
- シャミースベスト(モンベル):保温性と動きやすさを両立したベストです。安価で高性能です。
- 手袋(おたふく手袋):スマホ操作も快適にできる便利な手袋です。寒さが厳しい時は、上に大きめのグローブを重ねて着用します。重ねるのが大事です。
- 耳当て:風よけ目的です。
- タッチペン:グローブでスマートフォンが操作しにくいため
- ウィンドブレーカー(厚手):風を遮り、体温を逃がさないために重要なアイテムです。
皆さんも自分のスタイルに合った装備を見つけて、低山登山を楽しんでくださいね。必ずしも高価な装備が必要なわけではありません。コスパの良いアイテムを上手に組み合わせることで、快適な登山が楽しめます。
安全に楽しむための注意点
低山登山を安全に楽しむために、以下の点に注意しましょう
- 事前の情報収集を万全に
- 無理のない登山計画を立てる:ヤマレコで登山計画を立てると下山時刻まで計算してくれます。後は経験で、+1時間などとすれば、無理のない計画を立てることが出来ます。
- 天候の変化に注意する
- 無理をせず、引き返す勇気を持つ。
まとめ
低山登山は、初心者でも気軽に始められる素晴らしいアウトドアアクティビティです。適切な装備と準備、そして安全への配慮があれば、自然との触れ合いを通じて心身のリフレッシュを楽しむことができます。ぜひ、あなたも近くの低山から登山を始めてみてはいかがでしょうか。
コメント お気軽にコメントをお願いします。