【完全ガイド】国際免許の申請から利用可能国までわかりやすく紹介

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皆さんも、「海外赴任や留学、短期旅行の旅行先で運転してみたい!」と思ったことはありませんか?
そんな時に便利なのが「国際免許(国際運転免許証)」です。本記事では、国際免許を取得するメリットや具体的な取得方法、使う時に気をつけたいポイント、そして利用できる主な国について、分かりやすく解説します。
難しそうに思っていた国際免許が、実は平日の半日ほどあれば実技試験もなく簡単に取得可能なんです。

1. 国際免許を持つメリット

まずは、国際免許を持つことで得られる主なメリットをまとめます。

  • 海外で車を運転できる:多くの国で、公的に車両を運転できる権利が得られます。
  • レンタカーを簡単に借りられる:現地でレンタカーを借りる際に必須になることが多いです。
  • 現地在住の駐在員や留学生にも重宝:長期滞在者にも便利です。

2. 国際免許の取得方法

「どうやって取ったらいいの?」と悩む方もいると思いますが、実は取得はとてもシンプルです。

手順

  1. 申請場所へ向かう
    • 最寄りの運転免許センター、もしくは都道府県警察の指定窓口(一部の主要な警察署など)
  2. 必要書類を準備
    • 有効な日本の運転免許証
    • パスポート(本人確認用)
    • 申請用写真(5cm×4cm、6ヶ月以内に撮影)
    • 申請費用
  3. 申請用紙の記入と提出
    • 窓口で申請用紙に記入し、必要書類と一緒に提出
  4. 手数料を支払う
    • 一般的な手数料は2,350円前後(都道府県によって異なる場合あり)
  5. 即日~数日で交付
    • 申請内容に問題がなければ即日~1週間程度で取得可能
    • 私の場合は、運転免許センターで、申請から作成まで30分ほどで取得することができました。

3.国際免許で海外で運転できる乗り物まとめ

海外で国際運転免許証(国際免許)を使って運転できるものは、「日本で自分が持っている免許区分に応じた車」と決まっています。つまり、普通免許なら乗用車やバイク(条件付き)、大型免許なら大型車などが対象です。

普通免許で運転できる主な車両

  • 乗用車(運転席のほかに8人分以内の座席がある自動車)
  • 小型貨物車(最大積載重量3,500kg以下)
  • ミニバン、ワゴン、SUVなどもこの範囲に含まれます。

大型免許・中型免許所持者

  • 10人以上乗れるバスや、大型トラック、大型ワゴンも、該当区分スタンプが国際免許証に押されていればOKです。

バイク(自動二輪車)

  • 国際免許証のA区分スタンプが押されていれば、125cc以上の自動二輪車を運転できます。
  • 125cc以下の場合でも区分上条件があるため、各国のルールを確認しましょう。

運転できないもの・注意点

  • 日本で運転が認められていない特殊車両(例:大型建設機械、農耕車など)は、海外でも運転不可です。
  • AT限定の区分は国際免許証に反映されませんが、現地ではAT車・MT車いずれも運転可能です。
  • 国や地域により細かな認識や追加条件があるので、事前に渡航先での制限も必ず調べましょう。

国際免許の車両区分概要(参考表)

区分運転できる乗り物
A自動二輪車大型バイク、スクーター等
B乗用車(9人乗り以下)、小型貨物車普通車、SUV、ワゴン等
C大型貨物自動車(3,500kg超)大型トラック等
D大型バス(10人乗り超)観光バス、小型シャトル
E上記の牽引車トレーラー付き車両等

4. 国際免許が使える主な国・地域

国際免許が有効な国は、「ジュネーブ条約締結国」であることが原則です。代表的な国を一覧でまとめます。

地域主な国注意事項
北米アメリカ(全州一部除く)、カナダ州ごとに条件が異なる
ヨーロッパイギリス、フランス、イタリア、スイスなど一部国では翻訳書が必要
オセアニアオーストラリア、ニュージーランドオーストラリアは州による
アジア韓国、シンガポール、マレーシア、タイなど中国・台湾では無効
中南米アルゼンチン、チリ、ブラジル、パラグアイなど
アフリカ南アフリカ共和国、エジプトなど

「中国・台湾」などの一部地域では日本の国際免許は利用できません。また、アメリカでは州によって独自のルールがあるため、事前に各州の情報確認がお勧めです。

アジアで国際免許が使えない国

国際運転免許証(IDP)は、「ジュネーブ条約」加盟国で主に有効ですが、アジアの中にはこの条約に加盟しておらず、国際免許が利用できない国や特別な手続きが必要な地域があります。

  • 中国本土
    • ジュネーブ条約未加盟のため、日本の国際免許証は一切利用できません。中国国内で運転するには、中国で正式に運転免許証を取得する必要があります。
  • 台湾
    • 国際免許そのものは使えませんが、日本の免許証+中国語翻訳文+パスポートの持参で、一定期間(入境後1年)運転可能です。
  • ベトナム
    • ジュネーブ条約未加盟のため、国際免許証による運転は基本的に認められていません。現地免許が必要です。
  • モンゴル
    • ジュネーブ条約未加盟で、そのままでは国際免許証が使えません。

特記事項

  • 香港・マカオはジュネーブ条約に加盟しており、国際免許証が利用可能です。
  • その他の国(例:インド、韓国、シンガポール、タイ、フィリピン、マレーシア、ラオス、スリランカ、カンボジア、バングラデシュ、ブルネイ)は、基本的に日本の国際免許証で運転できます。

5. 注意点

海外ドライブを思いっきり楽しむために、以下の点にも気をつけましょう。

  • 有効期限は1年:国際免許は発行日から1年のみ有効。長期の海外移住や出張には再度発行が必要になることも。
  • 翻訳証明が必要な国もある:国や地域によっては追加で公式の翻訳書が必要なことも。
  • 日本の免許証も必携:国際免許単体ではなく、日本の免許証、パスポートも現地で携帯が必要な場合が多いです。
  • マイナ免許証:マイナンバーカードのICチップに免許情報を記録しているだけで、カード券面には運転免許証情報が記載されませんその為、無免許とみなされてしまうリスクがあります。
  • 一部の国では効力がない:すべての国で無条件に使えるわけではありません。下記の表もご参照ください。

利用可否や手続きの詳細は、渡航前に各国大使館や外務省ページで最新情報を確認することをおすすめします。

まとめ:海外で安全&快適ドライブを楽しもう!

皆さんも、海外でクルマを活用した旅を計画してみましょう。国際免許を取得することで、旅の幅がぐっと広がります。取得手続きはシンプルですが、利用する時には国ごとのルールや期限、持ち物などに注意が必要です。

「せっかくの海外旅行、もっと自由に移動したい!」そんな時は、ぜひ国際免許の取得を検討してみてください。

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