皆さん、こんにちは。今回は、Pixel シリーズに搭載されているレコーダーアプリを使って、無料で簡単に議事録を作成する方法をご紹介します。
以前からセミナーや、トレーニングに参加する際に無料で良い議事録アプリはないかと、参加のたびに、アプリを携帯にインストールしては、高額だったり、やっぱり使い勝手がイマイチで、アンインストールを繰り返しいました。
しかし遂に見つけました。灯台下暗しというのがピッタリです。既に最高のアプリがPixelには入っていましたんですね。
この方法を使えば、会議の内容を効率的に記録し、後で簡単に振り返ることができますよ。
また、会議が終わってすぐに議事録を共有できれば、参加者の記憶が確かなうちに言質を押さえることが出来ますね。ここはとても大事ですw
それでは、早速見ていきましょう。
レコーダーアプリの概要
Google Pixelシリーズに搭載されているレコーダーアプリは、単なる録音アプリではありません。音声認識技術を活用し、リアルタイムで音声をテキストに変換するリアルタイム文字起こし機能を持っています。これにより、会議の内容を自動的に文字起こしすることができるんです。
なんと、音声と音声テキストが同時に作成されるんですよ!
また、最大18時間まで記録できるので、長時間のトレーニングやセミナーでも無問題ですね。
以下に主な特徴を記載します。
- リアルタイム文字起こし
録音中に音声をリアルタイムでテキストに変換する機能を搭載。特定の単語やフレーズを検索でき、録音内容を効率的に確認可能です。 - AIによる音声要約(現在英語のみ)
最新のGemini Nanoモデルを活用し、録音内容を要点ごとに要約。話者名やテーマも含まれ、長時間の録音にも対応しています(Pixel 9シリーズ限定)。 - オンデバイス処理
デバイス上で処理が完結するため、インターネット接続が不要です。また、遅延が少なくスムーズな動作が可能です。 - スピーカーラベル(現在英語のみ)
Pixel 6以降では、複数の話者を区別してラベル付けする機能を搭載。 - 録音時間と保存
最大18時間の録音が可能で、データはクラウド同期やGoogleドキュメントへのエクスポートが簡単に行えます。 - 多言語対応
録音中に自動で言語を検出し、文字起こしが可能(Pixel 6以降)。 - 共有と編集機能
録音データや文字起こしはGoogleドキュメントやテキストファイルとして簡単に共有・編集が可能です。
見た目はパッとしませんが、かなりのスグレモノでしたよ!
注意点
レコーダーアプリを使う際は、以下の点に注意しましょう
- 録音の許可: 会議を録音する前に、必ず参加者全員の同意を得ましょう。
- 音質の確保: より正確な文字起こしのために、スマホを話者の近くに置くなど、音質の確保が重要です。
- バッテリー消費: 長時間の録音はバッテリーを消費するので、モバイルバッテリーなどを用意しておくのがオススメです。
議事録作成の手順
それでは、Pixel のレコーダーアプリを使って実際に議事録を作成する手順を見ていきましょう。
文章では長くなってしまいましたが、実際の手順は超簡単ですよ。
0. 事前準備(バックアップの設定)
録音後でも構いませんが、事前にバックアップの設定を済ませておくのが良いと思います。
手順は以下のようになります。
右上のアバターをクリック、レコーダの設定をタップで、レコーダー自体の設定画面を開きます。
バックアップと同期をタップ
<バックアップアカウント>
自身のバックアップしたいGoogleアカウントを設定
<ネットワーク設定>
・モバイルデータ通信で録音をバックアップをする:ON/OFF
・ローミング中にバックアップする:ON/OFF
私は不測の事態に備えて、ネットワーク設定で「モバイルデータ通信で録音をバックアップをする」をOnにしています。トラブルは今のところないのですが念の為です。また、私は楽天グループ優待SIMでパケットに余裕があるのでせっかくなので使いたいというのもあります(笑)
※Googleのアカウントのストレージを消費しますので、録音後にはPCにダウンロードした後に削除するのをお勧めいたします。
1. 録音の開始
- レコーダーアプリを開きます。
- 画面下部の録音アイコンをタップして、録音を開始します。
- 会議が始まったら、スマホを参加者の声がよく聞こえる位置に置きましょう。
2. 録音の終了と保存
- 会議が終わったら、一時停止アイコンをタップします。
- 「保存」をタップして、録音を保存します。
- 録音に分かりやすい名前を付けましょう。ダウンロード時のファイル名になります。
※一時停止からの、録音の再開、削除も可能です。
3. 録音データ、文字起こしテキストのダウンロード
ここからはパソコンでの操作が簡単なので、パソコンでの操作を推奨します。
- https://recorder.google.com/ 左のリンクを開き、レコーダーに設定したGoogleアカウントでログインします。
- 左の録音リストから、ダウンロードしたいものを選択します。
- 右上の「…」ボタンをタップし、ダウンロードを選択します。
- 音声ファイル、テキストファイルをそれぞれダウンロードします。
議事録に使うのはテキストファイルだけですが、音声ファイルもローカルパソコンに保存します。
また、容量節約のために、Googleアカウントのクラウドのデータは削除しましょう。それに同期して携帯端末の録音データも削除されます。
4. 議事録の作成(AIに投げる)
ファイルのダウンロードまで終わりましたので、ここからはよくある、AIを使った議事録作成となります。慣れた手順などあれば,ChatGPTなどでも問題ありません。
私はperplexityのスペースに、「セミナーまとめ作成くん」「議事録作成くん」というスペースを作り、テキストファイルをおいて実行することで、いい感じの議事録を瞬時に作成しています。
- perplexityのスペース、「セミナーまとめ作成くん」「議事録作成くん」を用途で開く
- ダウンロードした文字起こしテキストをアップロードします。
- 一瞬で下の様に議事録を作成してくれましたよ。あとは、ページに変換して共有とかしても面白いですね。
5. AIプロンプト
PerplexityAIのスペースに指定している、AIプロンプトを公開します。適宜修正してもっといい感じにしてみて下さい。良いのが出来たら私に教えて下さい(笑)
セミナーまとめ作成くん
#命令文
あなたは超優秀なプロのセミナー講師です。
以下の[#入力文]をもとに、[#制約条件]に従いながら[#目的]に合致するような、セミナーメモを、[#出力形式]の形で日本語で作成してください。
また、推論の場合は、行末に「(推論)」を追加して下さい。
#入力文
会議の録音ファイルとテキストファイル
#目的
後で内容を簡単に理解できること、セミナーの内容を詳細に確認できること。
#制約条件
・不自然な点は文脈で判断し、整理してまとめること
・章立てで説明している場合は、章ごとに重要事項を説明すること
・使用された専門用語には、最後に付録して定義や説明を付け加えること
・文書は、読者が理解しやすいように簡潔かつ明確にすること
・専門用語は可能な限り平易な言葉に置き換える
・重要なポイントを箇条書きで3-5個抽出する
・結論や学びを最後に追加する
・最後に専門用語の解説を補足として追加する
#出力形式 日本語
●スピーカー:
- [名前]
●議題:
- 発言者:[名前]
議題:[発言内容]
●セミナーメモ
議事録作成くん
#命令文
あなたは超優秀な議事録作成担当です。
以下の[#入力文]をもとに、[#制約条件]に従いながら[#目的]に合致するような議事録を、[#出力形式]で作成してください。
#入力文
会議の録音ファイルとテキストファイル
#目的
後で内容を管轄に理解できること、会議での内容を確認できること。
#制約条件
・不自然な点は文脈で判断し、整理してまとめること
・Todoの担当者と期日が不明確な場合は、話の流れから仮説を立てて記すこと
・使用された専門用語には、定義や説明を付け加えること
・文書は、読者が理解しやすいように簡潔かつ明確にすること
#出力形式
●会議日時:yyyy年mm月dd日(ddd)HH時MM分
●場所:[会議場所の名前もしくはオンライン会議]
●出席者:
- [名前]
●議題:
- 発言者:[名前]
議題:[発言内容]
結論:[決定内容]
課題:[検討テーマ]
●ネクストアクション
- [アクション内容]:[担当者]―[期限]
●次回会議予定日:yyyy年mm月dd日
まとめ
Pixel シリーズのレコーダーアプリとAIを使えば、無料で簡単に議事録を作成できますね。音声認識技術は凄いですよね!!
今までWordとか手作業でちょこまかと議事録を作成したりしていましたが、手間が大幅に削減されるので、会議により集中できるようになりますよ。
少々聞き逃しても後で音声データもあるので心強いですね。
皆さんも、この方法を試してみてはいかがでしょうか?効率的な議事録作成で、仕事や学習の生産性アップにつながること間違いなしです。
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