海外旅行では、まだまだカード決済だけではなく、必ず必要となってくる現地通貨、ではお得に日本円を現地通貨に換金するのに色々面倒なんで皆さんどうするか毎回悩まれているかと思います。
何処の店がレートがいいとか、空港で換金するのは良くないだとか、換金するのにパスポートを忘れてホテルに取りに帰るだとか、結構な時間を割いているわけです。
それを一気に解決できそうなWISEカード(デビットカードカード)があるというので、利用してみました。
概要

WISEカードは海外旅行や出張、留学などで現地通貨をオトクに取得したい方に最適なデビットカードです。多通貨管理、低手数料、簡単なチャージ、ATMでの現地通貨引き出しなど、利便性とコスパの高さが魅力です。
WISEカードのメリット
- 約40通貨の同時管理・利用が可能
1枚のカードで多通貨を管理でき、外貨のまま決済や引き出しができます。 - 両替手数料が格安
外貨を保有していれば手数料無料、保有していない場合もリアルレート+0.5~0.68%程度の低手数料で自動両替されます。 - 両替レートが良いタイミングを選択できる
チャージ済みであれば、その金額をレートの良いタイミングで変換することが可能です。
また、「自動両替」機能を使うことで、指定した為替レートで通貨の変換(両替)を行うことが可能です。 - ATM引き出しも月2回・3万円まで無料
海外ATMから現地通貨を月2回・3万円相当まで手数料無料で引き出せます。それを超えると手数料が発生しますがそれでも安いです。 - 年会費無料・審査不要
年会費がかからず、デビットカードなので、クレジットカードのような審査も不要です。 - アプリで管理が簡単
利用通知や残高確認、カード凍結などもアプリで即時対応できます。
WISEカードのデメリット
- カード発行手数料がかかる
リアルカード発行は1,200円(初回のみ)必要です。もちろん私は発行しました。 - ATM引き出しの回数・金額制限
月3回目以降や3万円超の引き出しには1.75%+70円の手数料が発生します。
3回目以降でもお得ですよ。 - チャージ金額以上は使えない
デビットカードなので、口座に残高がない場合使うことが出来ません。オンライン銀行を利用しているのならどこでもチャージできます。逆に言うとそれ以上使えないのでスキミング被害などの場合も安心です。 - ポイントやマイルは貯まらない
クレジットカードのようなポイント還元はありません。 - タッチ決済が非対応の場合あり
一部端末ではタッチ決済が使えず、PIN入力が必要な場合があります。 - サポートがオンライン中心
トラブル時はオンライン対応となり、即時解決が難しい場合も。
WISEアカウント作成とカード取得方法

WISEカードは、公式サイトまたはアプリから簡単に申し込みができ、
本人確認書類を用意すれば最短数日で発行手続きが完了します。
アカウント作成手順
1. Wiseアカウントの作成
- Wise公式サイトまたは、スマートフォンアプリにアクセスし、「会員登録」を選択します。
- メールアドレス、居住国、携帯電話番号を入力し、パスワードを設定します。
- こちらの紹介リンクからアカウント作成して頂けますと、最大¥75,000までの送金に使える手数料無料クーポン、または無料のカードを獲得できます。
リアルカード発行にかかる費用1,200円無料なのは嬉しいですね。
2. 本人確認(KYC)
- マイナンバーカード、運転免許証、パスポートなどの本人確認書類を準備します。
- スマホで書類や自撮り写真を撮影し、アップロードします。
- Wise側の審査が完了するまで待ちます(通常は数日)
リアルカードを作成する
海外のATMで現地通貨を引き出す場合リアルカード(デビットカード)が必要となります。
また、Wiseデビットカードの発行のために3,000円のチャージが必要です。(下記のチャージ方法を参照下さい)
※通常では発行手数料が1,200円かかりますが、上記の紹介リンクからアカウントを作成頂くと無料となります。
3. Wiseデビットカードの申込
- アカウントにログインし、「カード」タブから「Wiseデビットカードを注文する」をクリックします。
- カードの種類(物理カード)を選択し、発送先住所を英語で入力します。
- カード名義やPIN(暗証番号)を設定します。
- 発行手数料(1,200円)が必要で、無料の方以外はチャージ金額から差し引きされます。
4. カードの受け取りと有効化
- 通常2週間程度でカードが届きます。
- カードと同封の用紙にアクティベーションコードが記載されています。
- Wiseアプリやウェブでアクティベーションコードを入力し、有効化します。
注意点・アドバイス
- 本人確認やカード発送には数日~2週間程度かかるため、海外渡航予定の方は早めに申し込みましょう。
- 日本ユーザーは銀行振込やデビットカードでチャージできます。
- 住所や氏名の英語表記ミスに注意してください。
チャージ方法

Wiseアカウントに日本の銀行から振込でチャージできます。振込先はGMOあおぞらネット銀行、PayPay銀行、三菱UFJ銀行などから指定されます。
前回送金時は5時間程かかりましたので、あらかじめチャージしておくのが良いですね。
デビットカードでチャージする方法もありますが、330円ほどかかってしまいますのでおすすめしません。
チャージ手順
- JPYを選択
- 「+チャージする」をタップ
- チャージしたい金額を入力し、内容を確認後OKなら、「続行」をタップ
- 取引目的を選択、「送信する」をタップ
- 振込先情報が表示される
- 銀行から送金を行う。(3.で指定した金額)
- 「銀行振込を行いました」「後で振込を行います」をタップ
このように書くと煩雑に思えますが、実際の手順場順番に進めるだけなので迷うことはないと思いますよ。
ATMでの現地通貨引き出し方法

- WiseカードをATMに挿入
- 言語選択(必要に応じて)
- 4桁のPIN(暗証番号)を入力
- 「Withdrawal(引き出し)」を選択
- 「Savings(預金口座)」を選択
- 引き出し金額を入力
- 現金・カード・明細書を受け取る
※ATMによっては独自の手数料がかかる場合があります(フィリピン等)。
オトクな使い方のポイント

- 外貨を事前にチャージしておく
現地通貨をWiseアカウントに用意しておけば、決済・引き出し時の手数料が無料になります。 - ATM引き出しは月2回・3万円以内に抑える
これを超えると手数料が発生するので、まとめて引き出すのがオトクです。 - アプリで残高・利用履歴を管理
使いすぎ防止や不正利用チェックも簡単です。 - 現地ATMの手数料も確認
ATM自体に独自手数料が設定されている場合があるので、画面表示をよく確認しましょう。
よくある質問(QA)

Q1. 日本でもWISEカードは使える?
はい、日本国内でも使えます。Mastercardブランド対応の店舗やオンライン決済で利用可能です。ただし、2025年5月時点で日本発行カードはタッチ決済に非対応です。
Q2. 外貨をチャージしていない場合の手数料は?
外貨残高がない場合、日本円など保有通貨から自動で両替されます。この際の手数料は0.5~0.68%程度と非常に低く、両替レートもリアルレートが適用されます。日本の銀行カード(1.6~3%)より圧倒的にオトクです。
Q3. ATM引き出しの手数料は?
月2回・3万円相当まで無料。それを超えると1回70円+3万円超過分の1.75%がかかります。また、ATM自体の手数料が別途発生する場合もあります。
Q4. WISEデビットカードを利用する場合は手数料が不要ですか?
決済時、その通貨を保有していれば手数料無料で支払いができます。
また、利用通貨の残高がない場合は他の通貨から自動両替されます。その際に格安の両替手数料(約0.5~0.87%程度)がかかります。
Q5.WISEカードがスキミング被害にあった場合、不正利用の金額は保証される?
スキミングなどで不正に利用された場合、被害発生から30日以内にWISEおよび警察に申告すれば、原則として全額補償されます
【上級】現地通貨を追加する方法

Wiseアプリで「現地通貨の残高」を追加し、日本円から両替しておきます。このときWiseのリアルタイムレート+低手数料(0.5~0.68%程度)が適用されるので、現地ATMで自動両替されるよりもオトクなレートで準備できます。
1.アプリのホームから「+アカウントに通貨を追加する」をタップ

2.「残高」「お財布」と出るので、「残高」をタップ
3.通貨を選択。今回はタイバーツを選択しました。

【上級】現地通貨にチャージする方法

追加した「残高」へ良いレートで両替しておきたいですよね。
1.追加した残高を選択
今回はフィリピンペソを両替します。
2.「←→両替する」をタップ
3.両替額を入力
両替額を入力し、「続行」をタップ


4.両替額を確認
両替のタイムラインを確認します。送金してから5時間程で処理が完了していることが解ります。

まとめ

WISEカードは、海外での現地通貨取得や多通貨管理、低コストな両替が魅力のデビットカードです。事前に現地通貨をチャージし、ATMやカード決済を賢く使うことで、手数料を最小限に抑えられます。海外旅行や出張、留学予定の方は、ぜひ活用してみましょう。
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