ゴジラ岩と一徳防山に行く事になりました。
2024/05/05(日) こどもの日で天気は快晴。少し寝坊しましたので、近場の登山に行くことに決めました。
冬の間は行かないでおこうと思って温めてあったルートで行けるところまで行ってみようと、滝畑ダムへ向かうことにしました。
というのも、かねてからゴジラ岩に登ってみたいなと思っておりましたが、情報量がネット上に少なく、時間もあまりないのでルートの下見がてらのつもりで行ってきました。
注意となりますが、今回のゴジラ岩までのルートはほぼバリエーションルートでかなり危険です。
ゴジラ岩と一徳防山登山の感想
登山口はアスファルトの道より川を渡ったところから、かすかに見える登山道のような、つまり崖を登っていくところから始まります、しかも砂地のザレザレでトラロープを補助に急登を四つん這いで登っていくと、ゴジラ岩の取り付きまでたどり着きます。
そこから、本日核心のゴジラ岩となるのですが、途中まで登るもこれ以上はリードクライミングの領域だなと感じ、戻れなく可能性もあるのでそこから登るのを断念し、岩を降りることにしたのですが、それも足場が見えず恐る恐る降りたのですが、それもまた地獄でした。
なんとかゴジラ岩を降り、左の巻道を登ってゴジラテラスまでなんとかたどり着きましたが。
そこからもヤマレコに地図もないので、延々と道がよく判らないじょうたいでのヤブコギが続きます。
そこから少し下ると一徳坊山への一般道に出ます。しかしここもあまり使われていないので倒木がたくさんありますが、先ほどの藪漕ぎよりは幾分ましでした。
ようやく一徳坊山の手前の分岐まで来るといったん藪漕ぎは終了でした。
そこから一徳防山への道は一般道ですがかなり険しい道です。階段はあるのですが四つん這いで登ることもロープもありますし、落ち葉が堆積して滑りますのでここもかなり注意が必要です。
一徳坊山からの景色はとても良くとても達成感がありました。やっと終わったかと。
また、一徳防山からの山を降り先ほどの辻より扇畑谷入口への沢下りコースをルート設定したのですが(ヤマレコで道設定あり)
辻の看板には悪路と看板に書かれておりました。
実際に下ってみると倒木だらけで、よじ登る、木の下を這いつくばって抜けるなどかなりの難路となっておりました。
今回の山行は、かなりの難易度の高い山行となりました。
ルート全体的にヤブコギ、蜘蛛の巣いっぱいなので、帽子、サングラス、長袖、長ズボン、ストック(蜘蛛の巣よけ)が有るといい感じですが、ゴジラテラスまでは、岩々なのでストックは使えません。私はレギンスを履いて出かけたのですが、岩でぼろぼろになりました。
また、ゴジラ岩ですが、岩の途中で断念しておりますが。ダメそうなところを右に回ればよかったのかもしれません。次回の課題とします。
最後にルートファインディング能力が鍛えられるいい経験になったのと、整備された道のありがたさに感謝する一日となりました。
また、一徳防山山頂には、登山者ノートがあり80歳以上の高齢者も登られているということで驚きと勇気をいただきました。まだまだ人生たのしめそうです。
一徳坊さん単体でもかなり達成感と魅力のある山で、また行ってみたいと思いました。
登山情報
- 手袋があったほうが良いです。
- ストック(蜘蛛の巣よけ)
- 長袖、長ズボン
- サングラス(虫や蜘蛛の巣が目に入るのを防ぐ)
- 帽子(頭に蜘蛛の巣がつくのを避ける)
- トイレ、岩湧山登山口にあります。
アクセス(車)
滝畑ダム管理事務所:無駐車場があります。
登山ログ
- 所要時間:05:52(休憩2h)
- 距離:7.5km
- 登り:498 m:
- 下り:490 m
ヤマレコログへのリンク
山行ログ
川沿いの細い道を、登山道を探しながら歩いていきます。
川は涼しくていいですね。気持ち良い散歩です。
アスファルトの道からのぞいています。
登山口を発見、ここから川を渡って、左手の奥の崖を登っていきます。
一見したところ道があるようには全く見えません。
川を渡っての登山口の写真です。落ち葉が堆積しており、滑りますが、ここの木の下は岩のようで、深く根を張れなく、掴むとぐらつくので注意が必要です。
薄っすらと見える、足跡をトレースしていきます。
あまり急坂には見えませんが、実際にはかなり急でほぼ四つん這いで登っていました。
トラロープを補助に使いながら、よじ登っていきます。
ヤブコギと岩場を抜けて広場に来ました。ちょっと一息付けます。
下を覗くと相方が登ってきます。藪の中に見えますね・・・
ゴジラ岩取り付き、登って行けるかなぁとかなり心配で、緊張の一瞬です。
右奥の方から登っていきます。
途中まで登ってみるも、かなりヤバそうで、リードもないし行き詰ったらと降りれなくなるだろうと思うとこれ以上登れず、引き返そうとしているところです。
なんでこんなところまで登ってしまったのか・・・。もう少し手前で中断しておけばと後悔の中、降りるのも足元が見えなくなりかなり怖い状況です。
後ろ向きで恐る恐るゆっくりと降りました。
さっき諦めたところは何処かなと、とりつきのところから頭上のゴジラ岩を眺めるも、まったく見えません。
傷心の中ゴジラ岩の左からの巻道です。この時はずっとこんな感じで何処が道か分かりにくいところを登っていたので、無心でルートファインディングしつつ登っていました。トラロープがあるとルートと言う事で分かり安心して登っていくことが出来ました。
ふっと、崖を上がると、ゴジラテラスでした。
ちょっと悔しいですが、崖の上の景色は素晴らしい。
ゴジラテラスより、ツツジの子供が綺麗な花を咲かせていました。
ゴジラテラスから、ヤブを登っていき奥立峰へ、
ヤマレコに道の登録もなく、迷いつつ進んだのでかなり時間がかかりました。
更に真っすぐ進み、奥立ノ頭到着、ここから下る道がまたわかりにくくて大変でした。
さらりと、「キケンゴジラ尾根」文字が。行ってきたんだけど・・・
「奥立ノ頭」から、一般登山道まで降りてきた所です。ヤマレコに登録のある登山道ですが倒木バリバリです。かなり不安でしたが、他に道もないので、進むしか選択肢はありません。
一徳防山手前の出会い辻、時間もないので、帰りはここから沢を下っていく道を行くことにしました。(ヤマレコにルートありだが、看板に難所と書いてありました)
一徳防山への上り道です。写真では伝わっていませんが、かなりの急登です。
険しい急登が続き、登りきったと思ったら、また少し下ってを繰り返します。
階段&トラロープでなんとか登っていくことができます。
ゴジラ岩の取り付きのような坂ですが、ここも階段とトラロープでなんとか登っていくことが出来ました。
急登をどんどん進むといきなり、一徳防山の山頂です!汗だくで前が見えません・・・
大阪50山にこんなに厳しい山が登録されているなんて・・・、
そして、この山は役行者と関係ないのかな?ものすごく厳しかったのですが、天狗とか大日とか名前に付いていませんよ・・・、この厳しさに不意打ちを食らった感じでした。
そして右側の箱に記帳ノートがあり沢山の記帳がありました。
読んで高齢の方も何度も来られているとのことで、勇気をいただきました。
また機会があれば再訪させていただきたい山となりました。
先程の出会いまで戻り、難路と記述のある沢を下っていきます。
ヤマレコにルート登録されているのですが、ここもルートが有る中でも最高難度の厳しさでした。
倒木ごろごろ、渡渉あり。それが延々と続きます。
倒木ごろごろ・・・が延々と続きます。いったいいつになったら下の道に出会えるのだろうか・・・
そんな事を思いつつ、最後までヤブコギ、ルートファインディングに終始する一日でした。
軽く下見のつもりが、とても大変な山行の一日となってしまいました。
この周りは岩山もたくさんあるようなので、またチャレンジしてみようと思います。
今日も思い出に残る山行と充実した一日となりました。
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