秘境:大阪50山制覇への道:登山初心者の冒険、全50+2座完全攻略の軌跡

タイトル画像 登山

はじめに:大阪50山との出会い

「大阪50山」完登のイメージ

登山を始めた頃は、スマホアプリの使い方に慣れておらず、「YAMAP」と「ヤマレコ」のどちらをメインにするか決めかねていました。計画も立てずに、行き先を決めて他の登山者のログを参考に登山していましたが、次第に計画を立ててから登山に行くようになりました。「ヤマレコ」はパソコンで登山計画を作れるという利点があり、これをメインのアプリと決めて、きちんとログを残すようになりました。そうしているうちに、同じ山ばかりではなく、新しい山にも挑戦したくなってきました。しかし、遠征ばかりもできないので、関西の近場で興味深い山を探していました。その過程で「ヤマレコ」に山リストがあることに気づき、そのリストに登録されている山をすべて制覇すると、プロフィール画面の「達成山リスト」に掲載されることを知りました。収集癖は男の性(さが)だと思います。しかも、すべて大阪府内なので移動の負担が少なく、50という数字は多すぎず少なすぎずで楽しめそうだと感じ、「大阪50山」に挑戦することにしました。他にも挑戦中のリストはありますが、まずはこの目標を目指してみようと軽い気持ちで始めました。

大阪50山の基本情報

大阪50山の本イメージ

ウィキペディアによると、大阪50山(おおさか50せん)は、大阪府山岳連盟が2002年に発行した大阪府の山の案内書。またはそこに記載された山々。摂津と河内と和泉の三つの地域から選ばれている。
とのこと、
メイン50座と番外編の2座を合わせた52座がすべてです。
画像にAmazonの書籍リンクを貼っておきます。

50座制覇の軌跡

2022年11月26日の金剛登山を皮切りに、六甲山や吉野に行ったりとさまざまな寄り道をしながら、2024年7月22日にようやく完登しました。
振り返ってみると、始まりは2022年の金剛山でした。当初は月に一度の登山で、8月は暑いので登らず、冬山も危険なので避けるという感じでしたが、徐々に登山に慣れてきて、本格的に挑戦し始めたのは2023年の後半からです。思えば、いろいろ楽しかった思い出がよみがえります。

年別の登頂数を数えてみました。

登頂数の推移グラフ
  • 2022年:2座
  • 2023年:17座
  • 2024年:33座

このように、登山の回数が増えてきたことを実感しています。

印象に残った山ベスト5

登頂イメージ

挙げて行けばきりがないので、特に印象に残ったおすすめの山、5選を挙げてみます。

天保山(4.53m)、蘇鉄山(6.9m):天保山は大阪五低山のうちの一つです、番外の2座ですがこういう、大阪の山も入れて頂いていてほっこりしました。こういう機会が無ければ行く事もなかったと思いますし意外といい思い出になりましたよ。

交野山(こうのさん341m):山頂に観音岩と呼ばれる巨岩があり、そこからの景色は絶景です。
登山記事を見てみてください

槇尾山:和泉の摩周湖を見に行こうと言うことで気軽に行ってみたら、意外と荒れていて大変でした。崖というか急斜面から見る和泉の摩周湖は印象的でした。

明ヶ田尾山:大阪50山最後の地としてこの登山を選びました。

関西の登山者には縁が強い、役行者終焉の地としては行っておかねばなりません

一徳防山:こんなに近くでハードな山がある事に驚かされました。低山と侮ってはいけません。それゆえ登頂時の達成感はひとしおでした。

    「大阪50山」初心者向け攻略のコツ

    初心者のイメージ

    マイナーな山も多く交通の便が悪いところがたくさんあります。私は電車、車、バイクを駆使して攻略しましたが、そこは大阪なので公共交通機関だけでもなんとかなりそうです。
    そして、マイナーな山は登山道があまり整備されていませんので、道迷い、蜘蛛の巣、蛇、虫、など整備された山ではあまり起こらないようなハプニングにも見舞われます。
    以下の準備をしておくと安心でした。

    山の調査

    交通、天気、登山ルートの作成、直近の登山があるか、エスケープルートの想定など、近場の山とはいえ侮ってはいけません。
    大雨で崖崩のため、長い間整備されずに通行できないこともあります。
    低山とはいえそれなりに高い所ですので、事前準備は大切です。

    ストック

    足への負担を軽減する目的もありますが、蜘蛛の巣を避けたり、バランスをとるのに役立ちます。
    出来れば2本ある方が良いです。

    ゲイター

    落ち葉や、ザレザレの地面で砂が靴に入ったりしますのであると快適に山歩きを楽しむことができて安心です。

    虫よけ

    虫よけスプレー:夏の場合は必須でしょう。藪などでは大量の蚊が待ち構えていますよ。

    ポイズンリムーバー
    薬も良いですが、さらに良いのがポイズンリムーバーです。毒を吸い出すだけなので気軽に使えて効果もかなりありますよ。夏山登山の常備品に加えています。

    アプリ

    整備されていない登山道も多いので、道迷いはしょっちゅうです(笑)そんな時の道を確認する際の強い見方が、「ヤマレコ」「YAMAP」などのアプリです。
    また、「ヤマレコ」は無料でも道を外れた時に案内してくれるので、何度も助けられましたよ。そのためにも登山のルートの作成と地図のダウンロード、登山開始でアプリを使う事をおすすめします。

    通常の登山装備

    ここからは通常の登山装備、登山時間に合わせて臨機応変に持っていきます。

    • 食料+行動食
    • 帽子
    • 日焼け止め

    大阪50山カレンダー

    四季のお勧めタイトルイメージ

    季節ごとに大阪のおすすめの山をピックアップしました。こちらも参考にしてみてください。

    春のおすすめ:五月山

    春の命の芽生え、動物園をプラスしての登山をおすすめします。ガッツリ動物園ではなく登山メインのミニ動物園での癒しを加えてみてはいかがでしょうか。動くぬいぐるみ、ウォンバットが可愛いですよ。

    夏のおすすめ:妙見山

    新滝道コースでの登山は黒川の渓谷沿いに登っていき涼やかで、行場、紅葉の大木など、見所もたくさんでした。自然豊かな道を歩いてみましょう。

    秋のおすすめ:岩湧山

    すすきで有名です。大人の背よりも高いススキに圧倒されます。毎年11月初旬以降がおすすめですよ。
    毎年出かけています。

    冬のおすすめ:和泉葛城山

    和泉葛城山は山頂付近まで車で行くことが可能で、たまたま出かけた日が大雪で、葛城山展望からの景色が見事でした。なかなかそういう日に行く事は難しいかもしれませんが素晴らしい眺望でしたよ。

    50座制覇から得られた学び

    学びのイメージ

    アルプスなど日常とは全く異なった世界に行く事も楽しいのですが、近場の低山もとても良い点がたくさんあると思います。
    なんといってもお手軽です。天候が悪い時、体調が悪い場合も簡単に中止できます。
    費用も時間もそれほどかかりません。午前中で済ませてもいいわけですから。
    そして日々の健康維持、向上にはとても強い味方になってくれます。
    また、登山に出かけていると当然トラブルにも合うわけで、様々な経験をすることができます。
    少々のことがあっても無問題です。次に経験は生きてきます!

    次なる挑戦:大阪府の山々

    次なる挑戦のイメージ

    「大阪50山」制覇を経て、次は「大阪府の山(分県登山ガイド)」に挑戦します。

    • 全73座
    • 「大阪50山」と重複している山もあり既に登頂した山を除くと残り約25座
    • 年内完登は難しいが、着実に進めていきたいですね。

    低山登山は、気構えることなく、心身を鍛える素晴らしいものだと思っています。
    これからも地道に、のんびり山々を制覇していきたいと思います。

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