皆さんもMNPなどで、携帯電話を別のキャリアに切り替える際に、よく行く場所での電波状況が気になることがありますよね。そんなときに役立つのが、CellMapperというWebアプリです。
このWebアプリは、2Gから5Gまでの全世界の基地局の位置やカバレッジを確認できる便利なツールです。
CellMapperとは
CellMapperは、ユーザーが集めたデータを基に、基地局の位置や信号強度を表示するアプリです。ユーザ登録することなくWebでの利用可能で、特に地方でのネットワーク選びに役立ちます。アプリを使用することで、どのキャリアがあなたの地域で最も信頼性の高いネットワークを提供しているかを確認できます。また、日本国内だけでなく、海外でも利用可能です。旅行や出張先で現地のネットワーク状況を事前に確認する際にも非常に便利です。
活用事例
- 地方でのネットワーク選び: 地方で新たにキャリアを選ぶ際、CellMapperを使ってどのキャリアが信号が強いかを確認できます。これにより、不安定なネットワークを避けることができます。
- 旅行や移動中: 旅行先や移動中でも、CellMapperを使って信号の強い場所を探すことができます。特に山間部や電波が届きにくい地域では、非常に有用です。
- スマートフォンの選び方: 次に購入するスマートフォンが特定の5Gバンドをサポートしているかどうかを確認し、購入前にその地域でそのバンドが利用可能かをチェックできます。
- 海外での利用: 海外旅行や出張先で、現地のネットワーク状況を確認する際にも活用できます。特に、英語圏以外の地域で現地のキャリアを選ぶ際に役立ちます。
CellMapperの特徴
- ユーザー参加型: ユーザーが集めたデータを基に、基地局の位置や信号強度を表示します。自分もデータを貢献することで、地域のネットワークマップをより正確にします。
- 詳細なネットワーク情報: 各基地局の使用する周波数帯や信号強度を確認できます。これにより、技術的な面でも理解を深めることができます。
- シンプルなインターフェース: 年配の方でも簡単に操作できるように設計されています。
- 多言語対応: 海外での利用にも対応しており、多くの言語で利用可能です。
CellMapperは、日本国内外でのネットワーク選びや日常生活での信号強度確認に非常に役立つアプリです。ぜひ一度試してみてください。
CellMapperのデータ収集方法とユーザーデータの保護
どのように世界中のデータを集めているかが気になるので、確認しますと以下のような感じとなります。利用だけなら気にする必要はありませんが、アプリを入れてデータの提供するとなる時になるところですね。
データ収集方法
CellMapperは、ユーザーのスマートフォンから位置情報や携帯電話ネットワーク情報を収集します。これには、MCC/MNC/LAC/CIDなどの細かいネットワーク情報が含まれます。このデータは、ユーザーがアプリを使用する際に自動的に送信され、CellMapperのサーバーで処理されます。データは暗号化されて送信されるため、セキュリティが確保されています。
ユーザーデータの保護
CellMapperは、ユーザーの個人情報を保護するために、以下のような措置を講じています。
- 個人情報の収集: CellMapperは、個人を特定する情報を収集しません。位置情報やネットワーク情報は匿名化され、公開されます。
- データの共有: CellMapperは、ユーザーが提供したデータを第三者と共有しません。
- データの管理: ユーザーは、自分のデータを削除するようリクエストできます。
- セキュリティ: データはHTTPSで暗号化されて送信され、セキュアなサーバーで保管されます。
また、ユーザーはアカウントを作成せずにデータを収集し、アップロードすることも可能です。ただし、データの管理や削除にはアカウントが必要です。
注意点
CellMapperアプリでデータを提供する際には、以下の点に注意が必要です。
- 位置情報の公開: GPSログをアップロードすると、自宅や職場の位置が公開される可能性があります。設定から特定のエリアを除外する機能(ジオフェンシング)を利用することで、個人情報を保護できます。
CellMapperは、ユーザーの協力でデータを集め、ネットワーク情報を提供するプラットフォームです。ユーザーデータの保護には十分な配慮がされていますが、使用する際には注意が必要です。
Webアプリの使い方
Webアプリですので基本的には、CellMapperのリンクにアクセスするだけで、ユーザ登録なしで利用できるので安心して利用できますよ。
1.通信キャリアの選択
左のメニューから「Provider]を選択します。
沢山ある全世界の通信キャリアの中から確認したいものを選択します。
下の図は、フィルターに「Japan」を設定することで選択しやすくしていますよ。
2.電波強度についての説明
次に、地図に表示される色の凡例を確認します。
左のメニューから「Legend]を選択します。
緑色からだんだん赤色になるにつれて電波強度が悪くなるという事になります。
利用例
都会ではあまり差が出ないので有馬温泉のあたりで、4Gでの5大キャリアの差を比べてみたいと思います。
ドコモ
AU
ソフトバンク
楽天モバイル
楽天モバイルはやはりサンプリング数が少ないのでしょうかね。右下の峠道などのドットが少ないです。
Androidアプリも利用可能です。
あまり必要はないかもしれませんが、アプリもありますので紹介しておきます。
- アプリのダウンロード: Google PlayからCellMapperをダウンロードします。
- GPSの有効化: Androidの設定で「位置情報」を有効にし、高精度モードを選択します。
- 測定開始: アプリを起動し、GPS、アップロード、レコードのアイコンが緑色になっていることを確認します。これで測定が開始されます。
コメント お気軽にコメントをお願いします。