ETC割引制度は複雑で分かりにくいですよね。自分の理解のためにもまとめてみました。
ETC割引は主に「深夜割引」「休日割引」「平日朝夕割引」の大きく3つの割引があります。
また、特定の時間帯や曜日、区間などの条件を満たすことで高速道路や有料道路の通行料金が大幅に割引される制度です。ETC車載器を搭載し、ETCカードを利用することで、現金払いよりもお得に高速道路を利用できますよ。
ETC割引制度の主な種類
1. 深夜割引
- 対象時間:毎日0時~4時
- 割引率:約30%
- 対象:全国のNEXCO東日本・中日本・西日本管轄の高速道路など
- 適用条件:午前0時~午前4時の間にETCを付けて高速道路を利用すること
※この時間帯の一部でも高速道路を利用していれば、割引となります - 特徴:平日・休日問わず、すべての車種が対象
- 最近の動向:一部路線では深夜割引時間が22時~5時に拡大されるなど見直しも進行中
今後は、ETCマイレージサービスへの登録が必要となりそうです。
2. 休日割引
- 対象日:土・日・祝日
- 割引率:約30%
- 対象:地方部の高速道路(普通車・軽自動車・二輪車限定)
- 適用条件:土日祝日の午前0時~午後11時59分までが対象です。
※この時間帯の一部でも高速道路を利用していれば、割引となります - 注意点:GWやお盆、年末年始などの混雑期は対象外となる場合あり
「ドラぷらE-NEXCO Drive Plaza」リンクより適用除外日を確認下さい。
以下の区間(東京・大阪近郊の区間)は割引対象外
【東京近郊】
- 東北自動車道(川口JCT~加須)
- 常磐自動車道(三郷~谷田部)
- 関越自動車道(練馬~東松山)
- 東関東自動車道(湾岸市川~成田)
- 新空港自動車道
- 東京外環自動車道
- 東名高速道路(東京~厚木)
- 新東名高速道路(海老名南JCT~厚木南)
- 中央自動車道(高井戸~八王子)
- 京葉道路
- 第三京浜道路
- 横浜新道
- 横浜横須賀道路
- 首都圏中央連絡自動車道(圏央道:茅ヶ崎JCT~久喜白岡JCT)
- 新湘南バイパス(藤沢~茅ヶ崎JCT)
【名古屋・大阪近郊】
- 名古屋第二環状自動車道(名二環)
- 名神高速道路(大津~西宮)
- 新名神高速道路(城陽~八幡京田辺JCT、高槻JCT~川西)
- 中国自動車道(中国吹田~西宮北)
- 近畿自動車道(吹田~松原)
- 阪和自動車道(松原~岸和田和泉)
- 西名阪自動車道(天理~松原)
- 京滋バイパス(瀬田東~久御山淀)
- 第二京阪道路(鴨川東~門真JCT)
- 堺泉北道路
- 南阪奈道路
- 第二阪奈道路
- 第二神明道路
3. 平日朝夕割引
- 対象時間:平日(祝日を除く月曜日から金曜日)の6~9時、17~20時
- 割引率:1ヶ月の利用回数に応じて最大30~50%(後日還元型)
- 対象:NEXCO3社管轄の高速道路
- 利用条件:ETCマイレージサービスの事前登録が必要
4. その他の割引
- 特定区間割引(アクアラインや都市高速の一部など)
- 大口・多頻度割引(法人や事業者向け、利用頻度に応じて割引率が上昇)
- 地域ごとの独自割引(首都高速、阪神高速、名古屋高速、広島高速、福岡・北九州高速などで独自の時間帯・区間割引や乗継割引を実施)
ETC割引の利用条件と注意点
- 「深夜割引」「休日割引」「平日朝夕割引」は、それぞれ併用はできません。複数の割引の適用条件を同時に満たした場合は、割引率が最も高くなる割引が自動的に適用されます。
- ETC車載器とETCカードが必須。カードの手渡し精算や現金払いでは割引対象外。
- 割引適用には「ETCマイレージサービス」への登録が必要な場合がある(特に平日朝夕割引など)。
- 割引の併用可否や対象区間・車種・時間帯は各道路会社や制度ごとに異なるため、事前に公式サイト等で確認しましょう。
- 割引後の料金は10円単位で四捨五入される。
ETC割引のメリット
言わずもがなですが、一応まとめておきます。
- 通行料金が自動的に割引されるため、現金より圧倒的にお得
- 料金所での停車が不要で、スムーズに通過できる
- 定期的な利用者ほど還元や割引の恩恵が大きい
- ポイントが貯まる「ETCマイレージサービス」も活用できる
アプリの料金はETC割引を反映する?
私はどちらのアプリも携帯にインストールしています。また、利用方法としましては計画時はヤフーカーナビ、実際の走行時はGoogleマップを利用しています。
皆さんはどうでしょうか?良い使い方があれば、コメントで教えてもらえると嬉しいです。
ヤフーカーナビ
ヤフーカーナビはETC割引を反映した料金表示に対応しています。
特に、東京湾アクアラインのような時間帯や曜日で変動するETC料金についても、ルート検索時に自動で正しい割引後の料金が表示されます。
Googleマップ
Googleマップのルート検索では、高速道路や有料道路の「通常料金(現金・一般料金)」が基本的に表示されます。ETC割引料金は自動的に反映されません。
まとめ:こんな方におすすめ
皆さんも「高速道路料金が高くて困る」「少しでもお得に遠出したい」と感じたことはありませんか?ETC割引制度を上手に活用すれば、家族旅行や帰省、日常の通勤・通学でも大きな節約につながります。特に、土日祝や深夜・早朝の利用が多い方、頻繁に高速道路を使う方は、ぜひETC割引の条件をチェックして、最大限に活用しましょう!
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