今回は兵庫県の稚児ヶ墓山に登山してきましたので、その様子をお伝えしたいと思います。
稚児ヶ墓山の基本情報
稚児ヶ墓山(ちごがはかやま)は、兵庫県神戸市北区にある標高596.3mの山です。丹生山系の最高峰として知られており、地元の人々に親しまれています。
山名の由来
この山の名前には、悲しい歴史が隠されています。豊臣秀吉の三木城攻めの際、丹生山の僧兵が別所長治側についたため、秀吉軍によって焼き討ちに遭いました。その際、多くの稚児(寺院で修行する少年)たちが犠牲となり、山頂近くに埋葬されたことから「稚児ヶ墓山」と呼ばれるようになったそうです。
登山の様子
9:00に登山口に到着し、清々しい空気の中で登山を開始しました。登山道は整備されており、初心者でも歩きやすい印象でしたが、前半は川が道になったような岩がゴロゴロしておりそこが固めの靴が良いかと思います。その後は樹林帯の美しい景色が広がります。
山頂に近づくにつれて、歴史を感じさせる雰囲気が漂ってきます。山頂付近には、「稚児墓山伝説遺跡」とされる場所があり、静かに佇んでおり素晴らしい景色が広がっていました。天気に恵まれたこともあり、明石海峡に浮かぶ淡路島まで一望することができました。
ここで少し休憩を取り、犠牲となった稚児たちに思いを馳せました。個々が山頂かと思いましたが、もう少し進んだところに三角点があり山頂でした。
山頂からの眺望
山頂に到着には三角点がありました。残念ながら眺望はよくありませんでした。
下山と感想
下山時は、来た道を戻りました。途中、他の登山者の方々とも挨拶を交わし、和やかな雰囲気の中で下山することができました。
稚児ヶ墓山は、その歴史的背景と美しい自然が調和した、非常に印象深い山でした。比較的アクセスが良く、初心者でも挑戦しやすい山なので、皆さんもぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
最後に、山の自然を大切にし、安全な登山を心がけましょう。それでは、また次の山旅でお会いしましょう。
登山情報
関連情報
- 稚子ヶ墓山(ちごがはかやま)(596.34m):兵庫県の山(分県登山ガイド) 大阪周辺の山250
三角点にヤマレコでの頂上が設定されています。
(ヤマレコより)丹生山系の最高峰で山頂からは、明石海峡に浮かぶ淡路島も一望できる。天正年間の三木合戦の時三木城への補給が丹生山の僧侶や童子によって続いていたため秀吉は攻撃をかけ明要寺をはじめ一山ほとんど焼きはらい僧侶や童子を殺しました。その折、殺された童子が埋められたのが稚子ヶ墓山であると伝えられ、今も山頂に石積みの墓がのこっている。
アクセス
ヤマレコ登山ログ
- 所要時間:01:52
- 距離:4.8km
- 登り:357 m
- 下り:358 m
ヤマレコログへのリンク

山行ログ
登山口前は少し広場になっており、車を停めさせて頂きました。
登山口の里山防災林整備の看板。おかげで登山道も整備されているのですね。
河原のような道が続きます。そこが固めの靴が良いかと思います。
稚子ヶ墓山まで、1.0km。
もう少しで、ゴロゴロ岩道が終わり歩きやすい登山道になります。
気温も下がってきて雪がちらほら見えてきました。
きれいな樹林帯です。すこし登山道の角度が上がってくるともう少しで山頂です。
山頂手前に「稚子墓山伝説遺跡」の碑があります。
「稚子墓山伝説遺跡」の前には、ベンチがあり眺望が良いです。
山頂の三角点にタッチ。サクッと登れる楽しい山でした。
コメント お気軽にコメントをお願いします。