楽天グループ、株主優待SIM:無料で5か月でわかった注意点、来期の展望を考察

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楽天グループの株主優待として提供されるSIMカードは、多くの株主にとって魅力的なオプションです。2024年5月から5か月間使用した経験をもとに、その特徴や注意点をご紹介します。

株主優待SIMの概要

楽天グループ株のイメージ

楽天グループは2024年から株主優待としてモバイルサービスを提供しています。
この優待SIMは以下の特徴があります。

  • 音声通話とデータ通信が可能
  • 毎月30GBのデータ容量
  • 1年間無料で利用可能
  • Rakuten Linkアプリを使用した国内通話・SMSが無料
  • 海外での利用が無料(毎月2Gまで無料)

2024年以前の株主優待は、持ち株数によって利用月数が増加したのですが、数か月使えるだけの中途半端なSIMを株主優待として貰ってもどうしようもないと感じていました。

この株主優待SIMをもらうには、楽天グループの株を100株所持する必要があり、
11月現在楽天グループの株価は、1株916円なので、100株で、91,600円で所持できます。
携帯のパケット代が、3,000円/月と考えても、36,000円の価値があり、優待としても破格のものだと思います。
それと、楽天モバイル黒字化の目安として言われていた契約者数が800万回線を突破という事ですが、どうなるかを考察していきたいと思います。

楽天株主優待SIMを5か月間使用してみての感想

5か月使ったイメージ

通信品質

楽天回線は繋がってしまえば安定した通信速度で早いです。ただし、登山での使用には若干ドコモに軍配が上がります。ドコモはやはり田舎や僻地に強いと感じています。
登山などでの緊急時には、サブ回線としてirumoの最安0.5Gプラン(500円/月)やpovoを利用すると安心です。ちなみに私は登山用にirumoを所持しています。
登山などの僻地以外は、かなり繋がるので問題なし、地下鉄のラッシュ時など、ドコモでも繋がらないのであまり差は感じなかったのと、繋がらなくても大したストレスは感じませんでした。
繋がらない場合は無効化してあるサブ回線のirumoに切り替えてもよいのですが、結局手間が面倒でやりません(笑)
また、無料で海外でも使えるので短期旅行にはぴったりで、前回のチェンマイ旅行でも有意義に活用させていただきました。

データ容量

自宅ではWI-FI環境がりますので、月30GBは一般的な使用には十分な容量と考えられます。
ahamoも10月から、20Gから30Gへ増量しましたね。まあ、30Gくらいが一般的な最大使用量かと思います。
私も週末のドライブでYoutube視聴やテザリングを頻繁に行っておりパケットの節約は行っていませんが、特に不足することはありませんでした。

音声通話品質(Rakuten Link使用)

Rakuten Linkアプリを使用した通話は概ね良好でした。ダイヤルしてからコールまでの時間がありますが、それ以外は利用にあたり特に問題ありませんでした。
Rakuten Linkアプリを使用した国内通話(無制限)やSMSは無料で利用出来るので、使わない手はないですね!
それから少し苦言を言うと、最近「Rakuten Link」アプリが楽天市場のように広告がごちゃごちゃして目が痛いのがつらい所です(笑)

株主優待SIMの容量制限30GBを超えた場合の対応

容量オーバーのイメージ
  1. データ容量制限
    株主優待SIMの基本データ容量は30GBです。この容量は毎月リセットされます。
  2. 速度制限
    30GBを超過した後も、データ通信は継続して利用できますが、通信速度に制限がかかります。
  3. 制限後の通信速度
  • 国内データ通信:最大200kbps
  • 国際データ通信:最大128kbps
  1. 追加料金なし
    データ容量を超過しても、追加の料金は発生しません。速度制限下でも無料で利用可能です。
  2. 翌月リセット
    翌月になると再び30GBの高速データ通信が利用可能になります。データの繰り越しはありません。

eSIMと物理SIMの選択

SIMのイメージ

株主優待SIMはeSIMと物理SIMの両方が選択可能です。しかし、断然物理SIMの方がお勧めです。
その理由は以下の通りです。

  1. eSIMの再発行に2週間程度かかる
  2. 機種変更時の移行が物理SIMの方が容易

特に、eSIMの再発行に時間がかかる点は大きなデメリットです。急な機種変更や故障時に長期間サービスが利用できなくなる可能性があります。
正規の楽天モバイルや、通常のキャリアでは、アプリから再発行の依頼後すぐにSIMデータが移行できるのですが、データ使い放題の便利なSIMの移行に2週間程度かかるのはかなり厄介です。
私も前日新しいAndroid端末のPixel9を購入したので、eSIMを移行しようとした時にここで思いきりつまずいてしまいました。電話で依頼してから2週間ほどかかるので、実質その間は新しい機種を持って外に出ることができません!
いや、使ってもいいのですが、携帯代金が爆上がりしてしまいます(笑)
気が付いていればもっと早くに依頼していたのに…、なので、eSIMを依頼していた人は早めに依頼しておきましょう。
また、私は今回の件もあったので、また入れ替えが予想される私は今回物理SIMの、nanoSIMを注文しましたよ。

サブ回線としてお勧めのSIM

サブ回線イメージ

登山などの僻地に行き、回線が命にかかわるような場合は、万が一のために予備の回線を契約しておくことをおすすめします。なので、ランニングコストは最低限で済ませたいのものです。

iromo 0.5Gプラン

余談としてできたirumoについて簡単に概要を説明します。

  • 回線品質:ドコモの為僻地でも繋がりやすいことが期待できる。
  • 月額料金: 550円
  • データ容量: 0.5GB(超過後は最大128kbpsに制限)
  • 通信速度: 最大3Mbps(4G通信のみ、5Gは不可)
  • 通話料金: 22円/30秒
  • 契約条件: 各種割引(ドコモ光セット割など)の対象外

povo

余談としてできたpovoについて簡単に概要を説明します

  • 回線品質:AU回線で、ドコモより落ちるが楽天単体よりも安心
  • 月額料金: 無料、6か月に1度は課金の必要がある
  • データ容量: トッピングで容量を適宜追加する。
  • 通信速度: 最大128kbpsチャットくらいしかできません。
  • 通話料金: 22円/30秒

私の登山向けのSIM構成

複数SIMのイメージ

Pixel7aはディアルSIM端末なので、メインとサブのSIMを有効化しておき、3つ目のSIMを無効化して登録してあります。もしも遭難した時などやはり違うキャリアの電波があった方が安心できるので、ドコモ回線のirumoを契約しております。最近はAUの電波もドコモとあまり変わらなくなってきたので、Povoにしようかとも考え中です。

  1. メインeSIM:楽天モバイル(三木谷社長紹介プランの為しばらく継続):(最低料金の1,078円-100円)
  2. データ専用eSIM:楽天グループ株主優待SIM:無料
  3. 非常用SIM:irumo:550円/月

現在のランニングコストは3回線で、1,528円/月です。

注意点とアドバイス

アドバイスのイメージ
  1. 電話番号:新規で電話番号が割り振られます、MNPできませんので、サブ回線としての利用がいいと思います。
  2. 契約期間:優待SIMの利用期間は1年間限定です。翌年度も同じ株主優待がある場合でも、新しい番号割り振られての再発行になると言われています。
  3. 名義制限:株主本人名義での利用が条件です。譲渡や転売はできません。
  4. デュアルSIM活用:メイン回線と併用することで、有効活用できると考えます。
  5. アプリの活用:Rakuten Linkアプリを使いこなすことで、通話料を抑えられます。
  6. エリア確認:利用前に自宅や職場周辺の楽天回線エリアを確認しましょう。

来季の楽天グループの株主優待についての考察

来季を考察するイメージ

楽天グループの来季(2025年以降)の株主優待については、現時点で公式な発表はありませんが、以下のような状況や推測が考えられます

  1. 未定の状態
    公式には2025年以降の株主優待は未定とアナウンスされています。
  2. 変更の可能性
    2024年とは異なる内容になる可能性が高いと推測されています。その理由として
    • 現在の優待が株主還元としては大盤振る舞い過ぎること
    • 2024年中に楽天モバイルの単月黒字化目標が達成される可能性があり、さらなる株主理解促進が不要になる可能性
    • 優待の内容が頻繁に変わること
  3. モバイル事業の状況による影響
    楽天モバイルの契約者数増加や黒字化の進捗状況によって、優待内容が変わる可能性がありますが、法人向けのSIMはかなり安い可能性もあり、もう少し契約数を増やさないと黒字化しないのではと考えられます。
  4. 事業理解促進の側面
    現在の優待は単純な株主還元ではなく、事業理解の促進という側面が強いとされています。この方針が継続するかどうかも注目点です。
  5. 契約者数への影響
    現在の優待SIMが契約者数にカウントされることを考慮すると、来季の優待内容によっては契約者数の増減に影響を与える可能性があります。
  6. 他の事業部門との連携
    楽天グループの他の事業部門(インターネットサービス、フィンテックなど)との連携を考慮した新たな優待内容が検討される可能性もあります。

結論として、楽天グループの来季の株主優待は、モバイル事業の進捗状況や全体的な事業戦略によって大きく変わる可能性があります。現時点では具体的な内容は不明ですが、2024年の業績や事業の進展を注視することで、今後の方向性が見えてくるかもしれません。
12月末が優待確定の権利日です。100株所持しておいても損はないと思いますが、いかがでしょうか。

楽天グループの株主優待SIMのまとめ

まとめのイメージ

楽天グループの株主優待SIMは、1年間無料で利用できる魅力的なサービスです。ただし、eSIMよりも物理SIMを選択することをお勧めします。有効活用すれば、通信費の大幅な節約につながります。
この株主優待は楽天モバイルのサービスを体験する良い機会となります。
通信品質や使い勝手を実際に試すことで、将来的な契約の判断材料にもなるでしょう。

関連リンク

・下の記事は株主優待の申請編です。興味があれば続けて読んでみてください。

・下の記事は株主優待SIMの設定編です。興味があれば続けて読んでみてください。

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