【フィリピンATM事情】WISEカード vs クレジットカードのメリットデメリットを徹底比較!10万円を引出検証

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フィリピンでの現金引き出しには、「WISEカード」と「クレジットカード」それぞれに明確なメリット・デメリットがあります。ただし、どちらにも特徴があり、状況や滞在目的に合わせて上手に使い分けることがポイントです。
今回は、それぞれのメリットデメリット、そして実際に10万円を引き出した場合の費用差まで、最新の料金体系で検証してみました。

先に私の場合の結論から申しますと、そこまで違いはないけど、手元のスマホで資金の流れが分り、繰り上げ返済の手間が無いので、WISEカードを利用するのが良いかと思います。

皆さんのフィリピンライフがお得になれば幸いです。

1. フィリピンでのATM現金引き出し基本情報

  • 現地ATM手数料:フィリピン側のATM運営者から別途250ペソ(約650円)が課されます。
  • 為替レート
    WISEカード:世界標準「ミッドマーケットレート」
    クレカ:クレカの独自換算レートで、1.5%ほど世界標準レートより悪いです。

WISEカードのメリットデメリット、など詳しくは以下の記事を参照ください。

2. 実践!10万円をATM現地通貨引き出し費用比較(2025年8月最新)

以下の条件で比較表を整理しました。また1月3万円までならWISEが若干有利になるのですが、現実的ではない為以下の想定としております。

  • 市場平均ミッドマートレート:1円=0.3858PHPで計算
  • WISEカードは10万円をATMにて引き出す前に現地通貨口座へ両替する。
  • クレカの両替手数料は、1回の利用で220円必要です。(無料のカードもあり)
  • クレカはATMの現地手数料は無料(クレカは免除)
項目WISEカードクレカ
両替レート0.3858 PHP/円0.3800 PHP/円
(1.5%悪化計算)
両替手数料840円
(10万x両替手数料0.84%)
220円
両替対象額99,160円(100,000-840)99,780円(100,000-220)
フィリピンペソへ38,256 PHP37,916 PHP
ATM手数料250 PHP0 PHP
受取PHP38,006 PHP37,916 PHP

WISEカードの方が、90PHP、日本円で約235円多く取得できる結果となりました。
更に注意が必要なのはクレカでは、必要となる年利18%の日割り額が計算に含まれておりません。年利18%で、10万円だと1日49円の利息が発生します。
借入情報がカード会社に7日で届くとして、その時点で繰り上げ返済をすると利息が345円となります。
WISEカードが手間がなく、受取金額も多いのでお勧めとなります。

キャッシングの繰り上げ返済は、意外と面倒なんですよね。
実際にはコールセンターに振込額を確認して、その金額を振込先に振り込みます。
せっかくのバケーション中の時間を使うのも嫌ですし、帰国後につかれた体で繰り上げ返済するのもなかなか辛いんですよね。

3. 実践!10万円ショッピングしてカード払いした場合

以下の条件で比較表を整理しました。

  • 市場平均ミッドマートレート:1円=0.3858 PHPで計算
  • WISEカードは10万円をATMにて引き出す前に現地通貨口座へ両替する。
  • クレカのショッピング事務手数料を3.85%とする
項目WISEカードクレカ
両替レート0.3858 PHP/円0.3800 PHP/円
(1.5%悪化計算)
両替手数料840円
(10万x両替手数料0.84%)
3850円
(10万x事務手数料3.85%)
両替対象額99,160円(100,000-840)96,150円(100,000-3,850)
受取PHP38,256 PHP36,537 PHP

ショッピングは、WISEカードの方が、1,719 PHP、日本円で約4,493円ほど多く取得できる結果となりました。

4. メリット・デメリットまとめ

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WISEカードクレカ
レート市場に近いミッドレートミッドより約1.5%悪い
両替手数料0.84%〜0.89%ご利用金額1万円以下:110円/件
ご利用金額1万円超 :220円/件
ATM手数料250 PHP0 PHP
可視性アプリで資金管理、レート明記発行会社により手数料・還元差
その他旅行者向け。多通貨残高でレート固定でき安心カード還元あり・緊急用サブにも

5. 結論

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フィリピンで利用するなら…

  • ATMキャッシング、WISEカードがお得です。
  • ATMキャッシング利用時はまとめて引き出しが節約のコツ。
  • ショッピング等で、現地通貨で直接使えるならWISEカードで直接デビット決済する(配車アプリ、ホテル代など)
  • WISEカードによるATMキャッシングしない場合、リアルカードは不要なので、アカウントを作ってバーチャル運用がおすすめ。(カード発行には1200円かかるため)
  • レートの良いときに、WISEカードでPHPへ両替しておきましょう。
  • 大量に現金を一度に下ろす予定なら各社条件を事前に比較し、「無料枠」「還元特典」「為替固定」「現地ATM手数料」の有無を必ずチェック!

8. Q&A

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  • Q: どちらをサブ・メインにすべき?
    A: Wiseを日常メイン、クレカを緊急時or高額一括引き出し用の組み合わせが安心です。
  • Q: ATM手数料免除のクレカはどう判断する?
    A: 発行会社公式サイトやキャンペーンページで「海外ATM手数料」「キャッシング利用条件」を要確認。

Wiseの多通貨管理と透明レート、クレカの特典やサポート。場面によって賢く使い分けて、旅も出張もストレスフリーな現地通貨調達を!

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